「かくしごと」全話感想まとめ! ただの漫画家版「さよなら絶望先生」じゃない? ギャグとシリアスの絶妙なバランスに注目!
「かくしごと」は、「さよなら絶望先生」の久米田康治原作による1話完結のアニメです。
親バカなシングルファザーが一人娘に隠しているのは、下ネタ全開のギャグアニメを週刊連載しているという「描く仕事」
そんな「隠し事」を抱えた父親「後藤可久士」と、天然だけどしっかりしている娘の「姫」を取り巻くハートフルな日常を描いたギャグコメディ。
漫画家のあるあるネタも差し込まれ、この業界を目指す方にとっての参考書的な役割も担っています。
――というのが、表向きの姿です。
この作品が持つもう一つの姿は、ギャグ漫画家という明るいドタバタな職業のフィルターを通して描かれた、切なすぎる家族のドラマでした。
第1話から毎回最初と最後に差し込まれた伏線が繋がる時、涙を禁じ得ない真実が明らかとなります。
第1話
高校3年生の姫が登場し、可久士が作品の原稿を隠していた物置の扉を開くところから始まる第1話。
小学生ならではの、幼馴染同士で結成された「めぐろ川たんていじむしょ」の活動が描かれます。
第2話
第2話で描かれるのは、姫の臨海学校を見守るためにアシスタントと社員旅行へ出かける可久士の姿。
片親の子供ということもあるので、いじめられたりしていないかということが人一倍気になるのも頷けます。
そんな可久士に淡い恋心を抱く、姫の担任の一子先生の勘違いもかわいらしいストーリーとなっています。
第3話
第3話では、自分の家が貧乏なのだと勘違いした姫の節約術が冴え渡るストーリー。
姫の持つ知識がなぜかおばあちゃんのようで、どこから仕入れたのかが気になります(笑)
また、この話数では謎にインドネシアがキーワードとして頻発します。
家政婦のナディラさんや、オンラインで背景を発注したアシスタントもインドネシア。
異国情緒あふれるハプニングに注目です。
また、姫の学校で運動会が開催されるということで空回りする可久士の奮闘ぶりや、天然タラシが炸裂してハーレム状態となるのもお約束のようになってきます。
第4話
本名でデビューしてしまったが故に、日常生活では逆に偽名を使うこともある可久士。
ペンネームにまつわる漫画家の苦悩も色々あるようです。
姫の学校で出されたスケッチの課題のために言った動物園で、彼女が描いたスケッチに温かさと切なさを感じる場面も印象的です。
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