みなさんは出会い系アプリで異性と会ったことはありますか?
スマホの普及に伴い、アプリを使って出会いを探す人口も増えてきて、結婚する人の1~2割はマッチングサービスをきっかけに知り合っているそうです。
しかし、利用するときは相手をよく見極めないと、ちょっとした犯罪に巻き込まれたりすることもあるので、気を付けなければなりません。
以前、出会い系がきっかけで警察の人と関わることになったので、そのいきさつとネットで出会う時の注意点、トラブルに巻き込まれそうな場合の対処方をお伝えします。
ある日暇を持て余していた私は、恋愛に発展させようとまでは思わないけど飲み友達がほしいという考えのもと、出会い系のアプリで同じような希望をもつ女性と知り合おうと試みました。
利用したアプリには掲示板という機能があり、今時間が空いている人や、彼氏が欲しい女性などが募集記事を上げています。
ここで注意すべきポイントとしては、掲示板に書き込む人に売春目的のユーザーがめちゃくちゃ多いということです。
援交やパパ活を目的としている募集を見分けるのは簡単です。
以上のポイントを押さえておけば、出会い系で金銭的な被害を被ることはある程度避けられます。
PCMAXで出会うには? 掲示板を利用しない方がいい理由とは
では、そうした注意点を理解していた私が、どうしてこの記事のタイトルを書くことになったのか?
実は、相手の女性が本当に営利目的であるかどうかは、今でも定かではないのです。
自分の経験した内容を、順を追って話すと次のようになります。
つまり、飲みに入った店がぼったくりバーである疑いは濃厚だったのですが、適切な対処をした結果その店ではぼったくられずに出られたのです。
そもそも掲示板から相手を探さなければ避けられる話だったのですが、今回はゆっくりやりとりする時間が惜しかったので募集記事を探すことにしたのです。
売春やパパ活目的の記事を避け、自分と同じようにただ飲みに行く相手を探している女性を見つけ、メッセージを送ったのです。
自分
お疲れ様です
まだお相手見つかってないですか?
11/13 17:53相手の女性
ごめんなさい遅れました😪
まだいけますか?
11/13 20:23
結局当日は時間が無く、後日予定を合わせて会うことになりました。
当日指定された待ち合わせ場所に行くと、上下黒の服装で待つ少しギャル系の女性がいました。
メッセージのやり取りで、彼女は行きたい店があるのかという問いに対して「行き当たりばったりで見つけるのが好きです」と語っていました。
しかし実際に会ってから同じ問いを投げかけると、彼女は行きたいバーがあると答えました。
この時点で私は
あ、これやばいやつだ
と思い、警戒しました。
店に入ると客はまだ入っておらず、L字型のカウンターにスタッフが二人。バーテンダーのようなベストなどではなく、私服のパーカーを着ていました。
女性の方は何度も店に来たことがあるようで、スタッフとも気軽に話しています。最初の1杯を注文する際、自分はジントニックを頼み、彼女はJJに加え、なぜかテキーラも注文しました。自分の分もテキーラを渡され、初っ端から計4杯を乾杯したことになります。
雲行きが怪しくなるのを感じました。飲みたくない酒で無駄な金額を払いたくはありません。
注文した後、店のチャージシステムが書いてあるホワイトボードに、「現金のみ」との記載があるのが目に止まりました。
「カード使えないんですか?」と問うと、「使えるのは使えるけど、手数料がかかるので」とのこと。
支払えない金額になってしまったらどうするのだ、と考える方も読者の中にはいるかと思いますが、これはこちらにとっては助け船となりました。
「現金だったら、今日出せるのは1万円ぐらいまでですね」
一言予算を伝えておくことで、まず吹っ掛けられるリスクを一つ減らすことを試みました。
更にホワイトボードには、お酒の種類ごとに分けた金額が記載されていたので、スマホのメモに注文内容と金額を控えておきました。
その後も女性は、店に置いてあるトランプでゲームを行い、負けた方がテキーラを飲むというような勝負を持ち掛けてきます。
彼女の方が負けると「今のなし!」と言って仕切り直したりもするので、基本的にはテキーラを注文することになるのはほとんど自分が負けた時だけです。最初の方はブラックジャックで2杯ほど飲むことになってしまったので、次にポーカーで勝負をかけ、そちらでは全て勝利しました。
その間も注文内容は全て手元に控えておき、ある程度の頃合いでチェックすることとなりました。
ポーカーの際に私の手元を見ていたスタッフにはスマホのメモも見えており、吹っ掛けることは出来ないと判断したのか、少し値引いて予算内の金額に収めた金額を提示しました。
無事に店から出て、女性と別れてすぐに一人の男性から声をかけられました。
アウトドアパーカーを来たスポーティーな風貌だったのですが、話を聞くと近くの警察署に勤める生活安全課の警官とのこと。
入った店はやはり以前よりぼったくりバーであるとの情報が入っており、張り込みをしていたそうです。
自分は被害に遭わなかったものの、情報提供者として署で経緯を聞かせてほしいと言われ、後日その警官が所属する警察署に出頭し、約3時間に及ぶ取り調べを受けました。
今回私が経験した出来事は、ぼったくりバーのキャッチセールスを行う女性と出会い系で知り合ったことから始まりました。
特にポイント制のサービス内で運用されている掲示板には、組織的に売春やキャッチ行為を行うアカウントが存在します。
今回の私のように、危ない橋を渡ることがないようにするには、まずは掲示板を利用せず、クリーンな女性ユーザーに直接アプローチをかけることです。女性は基本的に自分から会おうとすることがあまりないので、妙に積極的だと感じたら裏の企みを意識するようにしましょう。
また、気を付けていてもぼったくりバーの疑いがある店に入ってしまった場合は、
といったぼったくりの予防策を講じるようにしましょう。会話を録音しておくのも有効です。
あれから知り合った女性とは会っていませんが、警察に捕まったという情報は得ていません。
マッチングアプリなどを使う際、男性ユーザーは特に勧誘や売春目的の女性に重々気を付けましょう。
とはいえ真面目に恋愛をしたい女性とももちろん出会えるので、まずはプロフィールをよく読んで、男性に求める条件や避けたいタイプなどを把握出来る女性を探しましょう。
皆さんが安全に、幸せな恋愛を成就させられる未来を願います。
それでは。