「Diner」は、平山夢明による小説を原作としてコミカライズ版も刊行中のアクション作品で、蜷川実花監督、藤原竜也主演にて実現した実写映画となります。
幼い頃に母親から見放されてから居場所を求め続けていたオオバカナコ（玉城ティナ）は、ある日異国の祭りへ赴く為の費用30万円を稼ぐため、日給でその金額が得られるという危険なアルバイトに参加することに。
運転手として雇われた彼女でしたが、雇い主もろともギャングに捕らえられ、殴られて気絶してしまいます。
目が覚めると赤を基調とした色鮮やかな部屋にいて、そこはレストランのようでした。
そこでウエイトレスとして売られた彼女のもとへ、シェフのポンペロ(藤原竜也)がやってきます。
そのダイナーへ来店する殺し屋たちは食へのこだわりも強く、ミスをしたウェイトレスは全員殺され、壁にかけられた写真に加わることとなります。
逃げようと試みるカナコでしたが、どこにも出られるところはなく、その際偶然見つけた金庫の中身を別の場所へ隠し、殺されないための切り札にします。
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「Diner」をDaily motionなどで見ることはできる？
人気の映画を無料で見ようとした場合、多くの人が思いつくのは海外経由の無料配信サイトなのではないでしょうか？
たしかに無料アニメ配信で代表的なdaily motionなどでは、毎日のように日本のアニメが無料で配信されています。
もちろん昨今の著作権侵害問題で閉鎖された大手サイトもあるぐらいですから、読者の方も違法アップロードされた動画を見ることは犯罪になるとは重々承知でしょう。
しかし、違法視聴者を一人一人摘発することは出来ないということも分かっているので、バレなければ見てしまおうと考えてしまうのが私達視聴者の悪い癖です。
しかし、先述したように最近は著作権法の取り締まりが厳しくなり、こうした海外のサイトでも配信されている作品は検索率の低いものを中心としたごく一部となっており、当然ながら人気作である「Diner」などは配信されていないのです。
「俺はぁぁぁぁぁぁ～！ ここのぉぉぉ～！ 王だ！」 ｂｙポンペロ
店にやってくる殺し屋はいずれも個性の強いキャラクターばかり。
ダイナーのある街はもともと4つの派閥で別れており、それぞれ東のマテバ(小栗旬)、西野マリア(土屋アンナ)、南のコフィ(奥田瑛二)、北の無礼図(真矢みき)が仕切っていました。
彼らをひとまとめに統括していたリーダー・デルモニコという存在があったのですが、1年前に彼が死去したため、1周忌が過ぎれば後釜を巡った全面戦争となることは必至という状況でしたが、よりによってその懇親会場にダイナーが指定されます。
最初は脅された流れで働き始めたカナコですが、4派閥の殺し屋たちが店に訪れ、命がけの事態に幾度も遭遇したり、負傷したポンペロの世話をする内に、二人の間には店主と従業員・飼い主と奴隷以上の関係が芽生え始めます。
Dinerの特徴といえば、「さくらん」や「ヘルタースケルター」でも見られた蜷川節炸裂の極彩色なセットや背景。
どのシーンを切り取っても絵画になるような美術の中には、横尾忠則製作による絵画が一面にあしらわれ、ダイナーへ集う殺し屋たちを見下ろします。
テーブルにはフラワーコーディネーター東信による色彩鮮やかなフラワーデコレーションがあしらわれ、結末となるシーンではそれらの作品を惜しげもなく火薬で吹き飛ばし、見る者に得体の知れない罪悪感すら感じさせるほどの芸術的世界観を実現しています。
また、ポンペロの作る料理には人間の本能や欲望、進化をテーマとしたフードクリエイションの諏訪綾子による独創的な料理が振舞われ、原作そのままの美しくも危険な香りのするメニューを再現しています。
極彩色の世界を更に彩るのは、ダイナーに来店する個性の強すぎる殺し屋たち。
窪田正孝演じる全身傷だらけのスキンはポンペロと古い仲で、彼の作るスフレを食べるためだけに生きていると豪語します。
件のスフレを食べるシーンでは、彼が東京喰種で人肉を求める喰種となった直後のキャラクターを彷彿とさせる、まるでドラッグでもキメたかのようなリアクションを見せています。
本郷奏多演じるキッドは、全身整形で幼い容姿に姿を変え、相手を油断させる殺し屋です。
無機質で超潔癖な私生活が度々話題となる本郷さんですが、無邪気な笑顔で死体を切り刻む姿はサイコパスそのものです。
武田真治演じるプロは、スペイン語を操る筋肉自慢であり女好きな荒くれ者で、好きになった女に手をかけて殺してしまうというサイコパス。カナコのこともポンペロから買い取ろうとしたところをスキンに邪魔されてしまいます。
筋肉自慢で作中ではほぼ半裸状態の彼は、NHKの筋トレ番組筋肉体操でも話題の武田真治にはハマリ役となりました。
筋肉体操の話題を受けての起用なのかと思いきや、実はキャスティング段階ではまだ放送前だったそうです。
カナコが運転手のバイト先で出会ったカウボーイは、拷問から目が覚めたころには惨殺されているという脇役もいいところの役です。が、そんなキャラクターに斎藤工を起用するのには意表をつかれた方も多いと思います。
そんなカウボーイの恋人となるDDには佐藤江梨子が。シンディー・ローパーのような金髪とメイクに、胸元には薔薇とクロスのタトゥーというルックスで、出演時間は短くとも強烈な印象を残しました。
カナコをダイナーに売り飛ばした組織の男には金子ノブアキ。「料理が得意」だと命乞いをするカナコを面白がって命を奪わず、その後の彼女の運命を変えた男の風貌は、海賊のような髭と鎖帷子のようなインナーにスタッズだらけのブタの羽織羽織り物という、これまた強烈な印象を与えます。
スキンが仕える東のボス、マテバには小栗旬が出演。昆虫を愛する頭脳明晰な殺し屋です。
髪型で判断しただけかも知れませんが、個人的にはローランドに似てる気がしました。
今作のセクシー担当マリアには土屋アンナが。根っからの女王気質であり、屈強な男でもその美しさと力でねじ伏せる美女を演じます。
「さくらん」では主人公を演じ、蜷川実花監督とも親交の深い土屋さん。現在35歳、更には4人の男女の母親である彼女ですが、そんな条件を一切感じさせない肢体を見せつけながら華麗なアクションも披露します。
ポンペロの美しい料理を作る腕を買っている、北のトップである男装の麗人無礼図は真矢みきが演じます。
元宝塚男役の面目躍如といったところで、エンドロールを見るまで彼女だと気付かなかった方も多いのではないでしょうか？
女性も惚れるその麗人ぶりと、冷徹な殺し屋の眼差しは必見です。
デルモニコ亡き後の1年間、実質的に組織を仕切ってきた組織のナンバー2コフィを演じるのは奥田瑛二。
穏やかな老紳士の風貌をしていますが、部下に剥かせたみかんに少しでも白い筋が付いていればその部下を撃ち殺す狂人振りを演じます。
主人公としての姿を見かけることは少ないですが、確かな演技力とどこにでも溶け込む風貌で名バイプレイヤーとの呼び声高い奥田氏。今回も静かに渋く抑えた演技がベテラン殺人鬼の存在に説得力を持たせます。
今回主題歌を書き下ろしたのは、耳を殴りつけるようなスラップギターが特徴的なMIYAVIが、野田 洋次郎がプロデュースした「打ち上げ花火」の大ヒットが記憶に新しい1997年生まれの新星DAOKOとコラボレーション。
脳髄を震わせるガリガリに尖ったギターと、悲痛に愛を求める歌詞、それに若干20歳そこそことは思えない妖艶な歌声が作品の世界観にマッチした楽曲「千客万来」が、映画の世界を最後まで盛り上げます。
・diner何回みてもいい映画だ！ワ！余韻があんなに残る映画初めて何より玉城ティナかんわいい
・DINER面白いなぁ映画見て漫画買お
・原作あってのDinerは勿論なんだけど、映画オリジナルの設定や台詞も大好きなんだよ〜〜萌えてしまう…
・原作マンガ今出てるまで全部読んでるけど、それを忘却して映画の方のDiner観てる。蜷川実花ワールド
実際に「Diner」を無料で見る方法とは？
無料配信サイトでも全話見ることができない「Diner」は、大手VODサービスのU-NEXTで配信されています。
こちらは月額1990円の有料サービスですが、初月は無料トライアル期間となっており、人気のビデオ見放題サービスが無料で使えます。
そして、登録時に初回プレゼントポイントが600円分もらえるので、そのポイントを使えば今回紹介した「Diner」を無料で視聴することが出来ます。
他にもNETFLIXやPrime videoなど、初月無料トライアルを実施しているサービスはありますが、「Diner」はNETFLIXでは配信されておらず、Prime videoではプレゼントポイントがないため、「Diner」を見るためには500円を支払わなければなりません。
そのため、「Diner」を完全に無料で見れるのは、U-NEXTのみとなります。
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もちろん使ってみて、自分が普段ＤＶＤをレンタルしたりすることを考えたら安いと思えば継続して利用しても結構ですし、他にも無料で読める雑誌が充実していたり、継続利用で毎月もらえる1200ポイントが映画館の割引にも使えたりと、ヘビーユーザーになるほどお得なサービスが詰め込まれています。
まだちゃんと大人気作品「Diner」を見たことがないという方は、この機会にどっぷりとその世界観へ浸かってみてはいかがでしょうか？